2007年08月12日

Windows領域でデュアルブート形式でUbuntuを動作させる仮想化ツール「wubi」

お手軽に、そして安全にWindowsとUbuntuのデュアル・ブートを実現できる「wubi」というツールがチラチラと話題になってきています。

実際に、インストールしてみて感じたこのツールの特長は以下の通りです。

・Windows上にUbuntu系のディストリビューションを簡単にセットアップする事ができて、デュアルブート状態を作り出せてしまう。
インストールがとっても簡単。

・ハードディスクのパーティションを直接弄らない。一度パーティションを切ってしまいLinuxが動作する形式でフォーマットしてしまうと戻すのが大変です。
このツール、FAT32とかNTFSでフォーマットされたWindowsのディスク領域を間借りするような形で仮想の領域を作ります。そこでUbuntuを動かすわけです。

・「やっぱ止めた」・・・というときに簡単に元に戻せます。コントロールパネルから通常のアプリケーションを削除するのと全く同じやりかたで削除することが可能です。
2台のマシンで試してみた結論を先に申し上げると、、、

Pentium M 1.40GHz、RAM:1GB、HD:40GBのThinkPad X31では、ストレス無く使えます。十分実用に耐えます。

しかし、低速の古いマシンであるIBM ThinkPad i 1620では、実用には耐えませんでした。
このマシンの構成は、CPU:Pentium III 600MHz、RAM:384MB、HD:20GB。
今まで、ネイティブにUbuntu7.04で動かしていた時は、ストレスなく使えていたのですが、 wubi上では、全く使いものになりません。
また、以前、WindowsXP上でVirtualBoxを稼働させ、その仮想マシン上でUbuntuを動かしたてみた時よりも全然遅いです。

本来ならばベンチマークテスト結果を示したい所ですが、そこまでは出来ませんでした。
しかし、遅いマシンでこそ違いが解かるというもの。
このwubiによる方式は、VirtualBoxよりも遅いという印象です。
まだベータ版ということで、今後に期待といった所でしょうか?

以下にインストール方法を記しておきます。

(1)下準備



1、デフラグが大事

Linuxの世界ではデフラグなんて心配することはないのですが、Windowsの場合、データの断片化が起こりパフォーマンスが低下しちゃいますよね? 
これがフラグメンテーションと言われるもの。
wubiでUbuntuを稼働させた際に、断片化しているとパフォーマンスが低下してしまうと共に、ひどい場合には、インストール時にエラーとなってしまうようです。

まずは、Windows側で、ディスクアイコンを右クリック。「プロパティ(R)」を開き、「ツール」タブで「最適化する(D)」を選んで、デフラグをしておきましょう。

wubiを用いてWindowsのディスクの中に、Ubuntuの仮想ディスクを作っていきます。
その際に必要な領域は、最低4GB。
8GB以上あると快適との事です。


2、wubiホームページからアプリをダウンロードしましょ。
http://wubi-installer.org/support.php

サイズは9.8MB。「wubi_setup」というフォルダを作り、その中に入れておきました。

3、Alternate install CDイメージ(isoファイル)の用意。

予め用意しておくと楽です。私の場合、すでにHDに落としてあるので、それを使いました。
ファイル容量は約700MBありますので、下記から、BitTorrentであらかじめ落としておくと速いでしょう。
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/ubuntu-releases/7.04/

イメージファイルも「wubi_setup」というフォルダの中に入れておきます。
同じディレクトリに置いておくことで、インストールプログラムWubi-7.04.04.exeがisoファイルを認識します。
また、これらをセットでバックアップしておけば、他のマシンでも流用できるかなと。
ライセンスについて気にしなくていいUbuntuはイイですよねぇ!
しかし、CD-ROMにはギリギリ収まらないんだな、これが(^^;

ちなみに、このステップは省略しても構いませんが、省略した場合、後でWubi-7.04.04.exeによる自動ダウンロードとなり時間がかなりかかります。

(2)インストール



ここで初めてWubi-7.04.04.exeを立ち上げます。

wubi001
日本語がデフォルトで選ばれていますね。
メニューも日本語です。
派生ディストリビューションも選べるようになっています。
ID&パスワードはUbuntuのログイン時のものとなります。忘れないように気をつけましょ。
私は正統のUbuntuを。他の派生ディストリビューションの場合、追加モジュールとかを自動的にダウンロード&セットアップするようです。

まずは、インストールの第1段階が終わりです。
指示通りに再起動をすると、黒い背景に

WindowsXP
Ubuntu

と、どちらで起動するかを選択できるようになります。(ブートセレクターというやつですね)

wubi005
これ以降が第二段階としての、Ubntuの本格的なインストールのはじまりです。
Alt版でのインストールを全自動的に行う形です。よって地味なキャラクターベースのインストール画面です。
途中、文字化け風になりますが気にせず、待ちます。30分くらいかかりました。

もう一度再起動。

再度Ubuntuをリストから選択し、起動すれば、今度こそUbuntuの画面が現れます。
ID & Passwordを入力してログイン。但しメニューは英語・・・

(3)日本語化・・・決して難しくはありません



ここまでだと、一部のメニューだけが日本語で、ほとんどが英語。
フォントもきれいではありません。
また、日本語の入力もできません。

日本語化しましょう。

やりかたは下記と全く同じですのでご参照ください。

Ubuntu 7.04 「ubuntu-desktop-ja」
http://ubuntu.livedoor.biz/archives/53823603.html

オリジナル版にJapanese Teamのパッケージを追加する
http://ubuntu.livedoor.biz/archives/53870909.html

(3)アンインストールは超簡単



wubi009
アンインストールは、Windowsアプリのやり方と同じ。アッケなく簡単にできてしまいます。
コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」から「削除」指定するだけ。

その際に、便利な事に、設定ファイルなど、ちゃんとバックアップも取ってくれます!

以上、低速マシンでは残念な結果となりましたが、とっても簡単で安全なデュアルブートの方法。
最近の高速なマシンでは十分に実用に耐えうるかも知れません。
ThinkPad X31では、当面この環境で使ってみるつもりです。

残念ながら、この方式では実用に耐えなかったThinkPad i 1620については、今まで私が封印し続けてきた正式なデュアル・ブートにしてみたいと思います。


*以下は、参考にさせていただいたページです。

wubiでWinとUbuntuをお手軽デュアルブート
http://sarabande.info/2007/07/16/wubi/

簡単で極めて安全なデュアル・ブートの方法
http://forum.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?pid=3925

Ubuntu Feisty on Wubi on WinXP Pro
http://www.ridinglinux.org/2007/05/21/ubuntu-feisty-on-wubi-on-winxp-pro/

WubiGuide
https://wiki.ubuntu.com/WubiGuide

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この記事へのコメント
先日はThinkfreeの件でお世話になりました。
EIOfficeでも同様の現象で、動作しませんでした(涙


...んで、Let's note T2でwubiやってみたんですが、チト重かったです。しかたがないんで、いまは普通にデュアルしています。ところで、Virtual Boxでデュアルを組んだWindowsを起動することは可能なんでしょうか?
Posted by ghostroot at 2007年09月16日 19:31
wubiは重いですよぉ。まだ実用的ではないですね。
「Virtual Boxでデュアルを組んだWindowsを起動」・・・
どのような意味でしょうか?
Posted by u-bon at 2007年09月17日 22:25
1
ブートマネージャはどうやって出すのですか?どうにもUbuntuで起動できません!
Posted by mo- at 2008年02月24日 16:17
以下に一部転記させて貰いました。http://www.style-21.jp/board/form9.cgi?action=res&resno=2744&id=ekousaku&rno=2759#2759
Posted by ノンノ at 2008年03月13日 09:43